ブータン国民は何故幸せなのか

 

先日女子大生から「ブータンて経済的に発展してないのになんで幸福度高いの?」という質問をされて答えられなかったので少し調べてみた結果をここにまとめたいと思う。

 

ブータンについて。

ブータンは中国とインドにサンドイッチされてる国だよ。人口は2012年で742,737人。

国土面積は38,400km²岩手県2個分くらいだよ(適当)。2015年度のGDPは$2.209 billion、169/194と経済規模はかなり小さいよ。ではなぜ国民が幸福なのだろうか、そもそも幸福の基準てどう図ってるの?

 

国民総幸福量(Gross National Happiness)とは

国民幸福度が高い国ブータンと言われているけど、幸福度は国民総幸福量という基準を使って図られている。国民総幸福量ブータン国連に加盟した1971年の翌年にGDPが低いブータンをほかの基準でアピールできないかということでブータンにより提唱された基準である。ブータン政府もGNHを上げることを目標に取り組んでいるよ。

 

調査方法についてはwikipediaから引用

2年ごとに聞き取り調査を実施し、人口67万人のうち、合計72項目の指標に1人あたり5時間の面談を行い、8000人のデータを集める。これを数値化して、歴年変化や地域ごとの特徴、年齢層の違いを把握する。国内総生産(GDP)が個人消費設備投資から成り立つように、GNHは 1.心理的幸福、2.健康、3.教育、4.文化、5.環境、6.コミュニティー、7.良い統治、8.生活水準、9.自分の時間の使い方の9つの構成要素がある。GDPで計測できない項目の代表例として、心理的幸福が挙げられる。この場合は正・負の感情(正の感情が 1.寛容、2.満足、3.慈愛、負の感情が 1.怒り、2.不満、3.嫉妬)を心に抱いた頻度を地域別に聞き、国民の感情を示す地図を作るという。どの地域のどんな立場の人が怒っているか、慈愛に満ちているのか、一目でわかるという[3]。 

 

個人的には72項目を8000人から5時間も面談するというところにブータンの必死さが出ていると思うよ。またブータン政府が掲げているコンセプトとして”近代化は行うなうが西洋化はしない”というものがある。しかし授業の多くは英語で行われているという矛盾がある。一般的な解釈の仕方として近代化=西洋化のイメージがあるので果たして西洋化抜きで新の近代化ができるかということに疑問を抱く。

ちなみに在留邦人数は118人(2014) であり在日ブータン人は61人(2014)だよ。

こないだネットでブータン人と話したけどかなり貴重な出会いであったと言えるね。

 

結局ブータン人は皆幸せなの?

上記のとおり国民総幸福量というのはブータンが制定した制度であり測定方法を見ても国民の9割以上が幸福であるという情報は疑い深いものであると思うよ。ブータン国連から後発開発途上国に指定されており、人口の約7割が小規模な地域自給自足型の労働集約的農業を中心とした農業に従事していることから非農業雇用者数の低さもある。

多くのブータン人と実際に話したことはないから本当に彼らが幸せなのかはわからないけど,GNHの高さだけで判断することはあまり合理的な考え方ではないと思うよ。

 

女子大生からの質問を疑問に思ってスーパーコンパクトにまとめたよ。ここに書いてあることがすべて正しいとは限らないから詳細は自分で調べてね。

こういう後発発展や発展途上国の事を調べていると開発経済や開発についての学問を学ぶことの必要性があるなぁと思う。大学決まったら広く浅く色々お勉強しましょうかね。